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2016年度国立大学図書系採用試験の採用予定数

2016年度国立大学法人等職員採用試験の出願が、6月29日から始まります。
職場にポスターが掲示され出して気になっていたので、図書系の採用人数を全国ぶんまとめてみました。 
まだ時期が早めではありますが、例年よりやや少なめな印象でしょうか。
今後の追加発表もみていきたいと思います。

更新履歴:平成28日3月15日時点で計16人
→4月4時点で追加ナシ
→5月6日時点で追加ナシ
→6月6日時点で東京海洋大0、計15人
→6月28日時点で北海道大学+1人、鳥取大学+1人、計17人
今年はこれで出そろいましたかね。北大が4人も採る。
→9月15日時点で東大+1人、九大+1人、計19人

ブロック 法人名 採用予定数
北海道 北海道大学 4
東北 東北大学 1
関東・甲信越 東京大学 3
信州大学 1
東海・北陸 金沢大学 1
岐阜大学 1
名古屋大学 2
近畿 京都大学 1
大阪大学 1
中国・四国 広島大学 1
鳥取大学 1
九州 九州大学 2
合計19

ソース:
http://www.hokudai.ac.jp/jimuk/soumubu/jinjika/saiyo/01_info/0104.html
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/shiken/saiyou.html#cont01
http://ssj.adm.u-tokyo.ac.jp/recruit/28_daigaku/
http://www.sssj.jimu.nagoya-u.ac.jp/shiken02/saiyouyoteisu/
http://www.kyoto-u.ac.jp/siken/examination/yoteisu/index.html
http://home.hiroshima-u.ac.jp/jinji/shiken/shiken_saiyouyotei.html
https://www-shiken.jimu.kyushu-u.ac.jp/07saiyo-yoteisu.html

過去の図書系採用試験のまとめ:
2015年度国立大学図書館採用試験の採用予定数 - まだ書きさしの
2014年度国立大学図書館採用試験の採用予定数 - ささくれ
2013年度国立大学図書館採用試験の採用予定数(3月末現在) - ささくれ

図書館キャラクターの利用規約

広報楽しい。
もともと研究成果のアウトリーチにはかなり興味があったんだけど、派生して、ひとに届ける、のが楽しくなってきた。ちゃんと届いているのだろうか、押しつけじゃないだろうか、とやきもきするところも好きだ。

本題のキャラクター。
個人的には、キャラ広報の可否とかキャラそのものにはそれほど思うところがなくて、単なる表現方法のひとつという意識。多言語対応とか広報媒体の多様性とかと同じように、キャラで表現することで届くひとが増えればいいよね。

利用規約まではいらないのかなとも思うけど、いざ自館で作るとき、みなさん運用どうしているのかなと探したので、誰かの参考になればいいなぁくらいのエントリ。図書館関係のキャラクターで利用規約が出ているケースです。HP上コンテンツの著作権全般ではなく、個々のキャラクターの規約。
(以下と記憶↓を頼りにちまちま探しています。他にもあったら教えてください!※2016年1月30日時点→2016年4月4日北海道大学を追加しました
トキャラ図鑑 kumori / 図書館キャラクター - Lifo-wiki / 図書館キャラクターGP エントリー名鑑 | 図書館総合展 )

北海道大学附属図書館「ほのか/うらら」
http://www.lib.hokudai.ac.jp/uploads/2016/04/0ae8bb0396ddf7e965c28d53775d5b64.pdf
http://www.lib.hokudai.ac.jp/uploads/2016/04/b07c4abf78ebbdd4d0a1ff59c68e1663.pdf
http://www.lib.hokudai.ac.jp/uploads/2016/04/04d436edf2e88701a2a86f747708b89f.pdf

信州大学付属図書館「信大ナナちゃん」
http://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/uploaddocs/nana_guideline20150717.pdf
http://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/uploaddocs/nana_shinsei.doc

十文字学園女子大学「もっくん」
http://www.jumonji-u.ac.jp/artis-cms/cms-files/20140405-122415-6842.pdf
http://www.jumonji-u.ac.jp/artis-cms/cms-files/20140117-161853-8019.pdf

・ししょまろはん「ししょーとまろー」
CC-BYライセンス

徳島大学附属図書館「つねくら学園のなかまたち」
CC-BY-NC-NDライセンス(ということなのでしょう)

その他
近畿大学付属図書館「マグロスキー」
リポジトリに作成経緯あり。中のひとの想うところが文章として残っているのはいいですね。
http://kurepo.clib.kindai.ac.jp/modules/xoonips/detail.php?id=AN10132402-20131000-0015

大学のキャラクターとして作ってるところだと、帝京大学「てぃーぼー」は商標登録していたり、奈良教育大学「なっきょん」は着ぐるみ貸付要項を出していたり。

見ていて、使い方もさまざま。
しおり・ファイル・ブックカバーなどのグッズ、PC用壁紙・利用案内・HP・図書館便りへの登場などは定番のところ。ちょこっと変わり種、かわいいな、おもしろいな、というのを。

宮城教育大学付属図書館「ムェ」
テーマ曲が全10曲…!普通にいい曲です。中のひとにこういうの得意な方がいたのかな。

筑波大学附属図書館「がまじゃんぱー」
さすがの存在感。図書館体操の動画おもしろすぎ。
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/w5lib/?page_id=4349

学習院女子大学図書館「さくらちゃん」
校歌を歌ってる!音声ソフトで作ったのかな。

宮代町立図書館「ハクモクレンちゃん」
使い方がかわいい。公共らしいやわらかいかんじ。
https://www.lib.miyashiro.saitama.jp/kodomo/index.html

江戸川大学総合情報図書館「ねこ館長」
「ネコモンズ」とな。

国内OA方針一覧

…に、したい(希望にとどまる現状
これからいっぱい出るんだろうなぁと思いつつ。

とりあえず今年いっぱいは、ひまを見てべたべた書き足してゆきます。

平成27年12月17日採択 国際日本文化研究センター
OA方針 - 国際日本文化研究センター学術リポジトリ

【平成28年1月19日採択 九州大学

「九州大学オープンアクセス方針」を採択しました | 九州大学附属図書館
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/sites/default/files/top/kyushu_u_oap_j.pdf

【平成28年1月19日採択 徳島大学図書館ではなく大学の研究戦略として掲載

オープンアクセス | 国立大学法人 徳島大学

【平成28(2016)年度 図書館採用試験・関連情報】国立国会図書館

まだだよねーと思ってざっと見ていたら、国会図書館はもう説明会をしているのに気付いた。
本気で狙っている人はとっくに押さえているでしょうけども…。
図書館=公共、のイメージの人がいたら、こんな場もあるよ、ということで。
もちろん国会図書館も公共も大学図書館も企業ライブラリも、業務内容はそれぞれ違いがあります。

大学等における業務説明会|国立国会図書館―National Diet Library

NDL館内での説明会はまだ。全体の採用スケジュールもまだ。
→2016年4月4日追記。スケジュール出ました。申し込み締め切りが4月21日、一次試験が5月21日ですね。
→2016年4月20日追記。「平成28年熊本地震の影響により、受付期間内の受験申込みが困難な方は、4.問い合わせ先までご相談ください。」とのこと。
http://www.ndl.go.jp/jp/employ/employ_exam.html

NDLは2次・3次の過去問が公開されています。
専門科目に図書館情報学があるので、大学図書館狙いの人なども時間があれば。
過去の試験問題|国立国会図書館―National Diet Library

ついでに見ていたら前年度採用試験合格者アンケートが面白い。19人も採ったのかぁ…。
平成27年度職員採用試験合格者アンケート集計結果|国立国会図書館―National Diet Library

※このエントリシリーズには【平成29(2017)年4月から働き始めるスケジュールの採用試験】しか載せません。就活中たくさんの情報を漁っていて、『平成29年度採用 採用試験』とか『平成28年度(に試験を行う、29年度から着任の)採用試験』とか呼び方がまちまちですんごい混乱したため。

2015年のこと、2016年のこと

2015年が終わります。できたこと、できなかったこと、そして2016年にやりたくなったこと、えとせとら…。

本業の雑誌まわりは、電子ジャーナルのトラブル対応が多かった。ただ自力では探り探りの解法しか見つけられないことが多くて悔しい。リテラシー教育の必要性、なんてことが頭をよぎるシーンが多々。来年もEJ担当したいなぁ。そしてちょっとだけでも進みたい。

12月に入ってからは、APC の割引情報をずーっと探していた。これをやらせてもらえたのは、経緯も結果も含めて一番いい経験だったと思っている。決まった期間や目標抜きに勉強するの苦手なんだけど、社会人になってコツコツ勉強するのは、やりたいことが舞い込んできたとき、チャンスを全身全霊で捉えてホームランをかっ飛ばすため。そのための準備なのだなーと思ったりした。APCのことも引き続き見ていたいところ。

ハマったのは広報関係のお仕事。新人なので、顔出しも意見を言える機会もかえって多くてラッキーだった。提案の持って行きかた、はここで1パターン学べたと思う。illustratorも結構習熟できた。Photoshopはもう少し使う機会を増やしたい。

そしてみっちり携わった仕事で初カレント!
北海道大学附属図書館、公式キャラクターの名前を募集 | カレントアウェアネス・ポータル
これは今年二番目くらいに嬉しかった。

5月から『北海道の若手図書館員を中心とした有志による勉強会』(略して北図会)の世話人もしている。林豊さんをお招きした回は、初めて主体的にやれたので特に印象深いです。この勉強会ではやりたいことたくさんある!実務にどう繋げるかが課題ではあるかな。

プレゼンはふたつ。公式にはフレッシュパーソンセミナーでひとつ、非公式にひとつ。来年もふたつくらいはやれたら。

日々の情報収集は、全然やり方を確立できたとは言えなくて…。これも少しずつ、やりやすいやり方に絞り込んでいければ。

ざっと振り返ってみると、残っているのは悔しさとかかなしさが強い。
できないことばっかり、知らないことばっかり。ちびちびと文献を読んだりしていても、大体の話は1年も前にカレントで誰かがサクッとまとめてくれているのですよ。まぁブログを書くためにそれらを見直して、ちゃんと自分の理解に紐づくものとして消化できるのは悪くないことなのかもしれないけれども。消化スピード上げなきゃいけない…。

そしてもうひとつは、やりたいことがよくわからなくなった、ということ。研究を支える仕事がしたい、と思ってこの業界に来て、最初の数ヶ月は日々雑誌の受入をしてるだけでも知的インフラの地固めに貢献できてるような気持ちになったものだけど、今それだけでは全く物足りない。じゃぁ何をしたいの、どんな事なら求められているの。それが見えない。ここにとっかかりを見出すのが来年の大きな課題。

先を見過ぎると、日々が飛ぶように過ぎてしまう。時々遠くを眺めるくらいで、もっと小さな単位でできることを探していこう。

悔しいのは自分のせいだけど、まわりをひっくるめて見ると、今年は毎日が楽しかった。大好きで尊敬できる人たちに囲まれて日々働き、年の瀬にみんなで笑って写真なんか撮れて、本当に職場に恵まれました。

来年も毎日にこにこ仕事する!

<2015年のできごと 2016/1/2追記>
1月 短期・フルタイムで働かせてもらっていたコンサルベンチャーでのお仕事終わり。父と酒席を囲めて感無量。
2月 就職前最後のバックパック旅はじまる。出国→スリランカ→インド
3月 インド→ネパール→帰国。東京→北海道へ引越し。
4月 社会人スタート。研修に追われる。
5月 オフィシャル・プライベートといろんなところに顔を出しまくり、疲れる。ちょっと仕事に慣れた一方で粗さが目立つ。広報のWGが楽しすぎる。
6月 いろんなところに顔を出しまくっても疲れなくなってくる。粗さが続く。マタギへの道・始動。
7月 オフィシャルは落ち着きつつあり、平穏。山遊び充実。
8月 初めての出張@小樽商科大学大学図書館問題研究会の全国大会でばたばた。砂金堀り。
9月 夏休み、インターンシップ生の受入、仕事あんまりしてない気が…。渓流釣り。
10月 またしても仕事あんまり…。モム会@厚岸、社台滝。
11月 お菓子をよく作る。
12月 上司がふってくださった仕事、ちっちゃいけどおおきないっぽ。ふたご座流星群

 

 

 

 

 

【積読論文消化】学術出版の著作権所有に関する英国OA方針の影響

基礎知識が圧倒的に足りていない(くせに勉強しない…)のをあかんなぁ、と思わせられる出来事が立て続けにあったので、積読していた論文をひとつ。

jipsti.jst.go.jp

本文はここから、The implications of the new UK Open Access policies on the ownership of copyright in academic publishing
著者はこの人か。Help and support | The University of Edinburgh

メタデータを見るとdc.type Thesis or Dissertation。ん、博論なのかな?と一瞬思ったけど、どうも単に”論文”という意味でdissertationを使っているみたいだ。本文内のacademicsは"学者"の意のよう。Researcherという言い方に馴染んでいたので、こんなところからもたもたしてしまう。あぅあぅ。【2016.1.12 修論でした。kitoneさんありがとうございます】

序論のまとめはJSTページにあるので省略。手法は基本的に文献調査。

問いはシンプル。
研究成果の著作権は、いったい誰のものなのか?

この所有問題はさまざまな観点・立場から論じられるべきなのに、水平な共有はされていないよね、という危機感は根底にありそう。雇用問題として、法律問題として、商業、公共政策の問題として…、捉えるべき面はたくさんある。

雇用主(大学側)は、『雇用期間中に生産された業績』という法の文言を曖昧に捉え続けてきてしまった。被雇用者である研究者の成果物は大学が保持しているものと考えつつ、実際問題著作権を主張せずにきてしまった。本来出版社は、著者でも雇用主でもなく、譲渡によって著作権を得ている。被雇用者として研究者をとらえれば、契約内容次第でかれらの成果物の著作権は雇用主のものにもなりうる。

研究成果は誰のものか。
OAポリシーの策定は、問いへのぱきっとした解決策になるとは言えない。ただ解決に向けての一歩になるだろう、と信じて行うのみ。
結局は誰がどのように著作権を持ってもよい。ただすべては、よりよい研究のために。

自分のアイディアが他者の所有にかかる、という状況を経験をしたばかりなので、ああ雇用か…と。そういえば雇用者という目で研究者を見たことは無かったなぁ。私にとっては新しい視点。

◆おまけ◆出てきたポリシー概観

・いわゆるFinch Report(Oct.2015)'Accessibility, sustainability, excellence: how to expand access to research publications' Finch Group report: government response on open access - Publications - GOV.UK
公的な助成を受けた研究結果のOA化(特にゴールド)を全面的に支持する内容。その後英国政府がレポートの内容を受容。
英国政府が「Finchレポート」に対する公式見解を、英国研究会議と欧州委員会がオープンアクセス方針を発表 | カレントアウェアネス・ポータル

・RCUKのポリシー(April.2013から適用)RCUK Policy on Open Access - Research Councils UKRCUKは英国の資金助成団体。ゴールドOA化を後押しする内容で、APC負担に使える補助金支給の枠組みについても触れている。

・HFECEのポリシー(2014)Policy - Higher Education Funding Council for England
nextResearch Excellence Framework(REF:高等教育機関の研究評価をする)の結果を踏まえ、受理から3カ月以内に著者最終稿をリポジトリで公開することが提案されている。
英国、HEFCEはじめ高等教育助成関係4機関が新OA方針を発表 研究成果のリポジトリ登録を義務化へ | カレントアウェアネス・ポータル

 

お手伝いで見つけたもの。Open Data in Grobal Environmental Research: The Blmont Forum's Open Data Survey

先日、知人からちょっとした相談を受けて、オープンデータやオープンサイエンス関連の文献を調べました。調べたという程じっくりやる時間はありませんでしたが‥。

いくつかピックアップした中で、自分でも特に気になったものはちゃんと読んでおこう、と。それが表題の調査報告。

zenodo.org

※Belmont Forum というのはこれ↓で、
About IGFA & the Belmont Forum | Belmont Forum

気候変動に関する研究に資金提供を行っている機関のフォーラム(IGFA)の中の主要な評議会、らしい。世界中の主だった資金提供機関からひとが集まって、共同研究への資金提供をコーディネートしたりしているそう。日本のJSTも参加機関。このBelomnt Forumが抱えるワーキンググループが実施した調査なのですね。

調査はウェブ上でのアンケート形式。調査対象は、環境科学・地球科学・海洋/極地科学・生物学・社会経済科学分野の研究者・データサイエンティスト・データ管理者・技術者など。有効回答数は1253。

調査の主な狙いは以下3点を明らかにすること。データ提供者/利用者としてのユーザ視点から見て、ということが強調されていた。

・地球環境の変化を扱う様々な科学コミュニティにおいて、オープンデータの活動の最良/先駆的な例はなにか

・新しい/他の(たぶん学問的な)発展によってデータ共有の強化が望まれるであろう領域はどこか

・”Open data shareing”に対する障壁となっているものはなにか

狙いどおり回答者の多くが研究者ということで、ユーザの認識が強く反映された調査結果なのだろう、と思っている。しかも、オープンデータやオープンサイエンスにある程度馴染みや関心がある人たちの。

 

結果からいくつか抜き出し。

・オープンデータの特性として、重要だと思うことは?

→トップ3は、良質であること、メタデータがそろっていること、アクセスが容易であること。一方で、アクセス制限が可能であること、というのが一応Not important最多の項目。とはいえ、個人情報や希少種の情報に関わるデータのように、Openの概念に馴染まないものも本当は多いはずと思ったり。

 

 ★ライセンスに対する関心は低い。回答者の75%が特に知らない、という結果に。学術機関、資金提供者が策定するポリシー、データジャーナルのガイドラインW3CやDOIスタンダードなどのテクニカルガイドの認知度も低い。少なからずオープンデータやオープンサイエンスに関心があるはずの層が調査対象であっても、なのだなあ。この部分への懸念と注目は報告書内に常に漂っている感じで、上位団体がBelmont Forumなこともあってか、資金提供側は何ができるのか、がDiscussionでも言及されていた。

 

★データをオープンに公表する動機はなにか(全体と、回答数が多かった英米独仏伊豪のみと)

→研究促進のため、自分の研究活動の周知のため、個人的な義務感や関心、データ利用者からの要望、資金提供者のポリシーなど。

 

・研究データをオープンとするにあたっての障害はなにか?

→第一は、データの前に研究成果の方を発表したいこと、次いで法的な制約、正当な評価がなされないこと、誤った解釈や利用がなされてしまう可能性と続く。研究成果をまず先に、と望む傾向は30代前半までで特に顕著だけれど、それ以上の年齢層でも40-57%の回答者がこの点を主な障害と感じている。

 

・データの見つけ方

雑誌論文の引用から(80%)、検索エンジン(71%)、特定のデータリポジトリ(64%)、そして41%が、データ提供者に直接リクエストしてデータをもらっていた。

ふと、リポジトリに論文を掲載することに必ずしも乗り気でなかった研究者の方の言葉を思い出す。誰でも自分の論文を自由に見て、ダウンロードして持っていけるようになってしまったら、”出会い”がなくなってしまうんだよね。論文をもらえませんか、というやりとりから、共同研究の話が進むこともあるのに、と。タイムリーに考えていた、研究支援のためのSNSって…という悩みもふわっと。

 

・データのアーカイブ

データを見るけるためによく使われているデータリポジトリやポータルの一例。

GBIFFree and Open Access to Biodiversity Data | GBIF.org

PangeaData Publisher for Earth & Environmental Science

GenbankGenBank Home

NCBINational Center for Biotechnology Information

NOOANOAA - National Oceanic and Atmospheric Administration

NASANASA

ECMWFECMWF | World leader in global medium-range numerical weather prediction

USGSWelcome to the USGS - U.S. Geological Survey

 あとGoogleも。

一方、データを公表するためによく使われているのは、Pangea,NCBI,Genbank,NOOA,期間リポジトリの他に以下。

DrynadDryad Digital Repository - Dryad

ENAEuropean Nucleotide Archive < EMBL-EBI

Paleoclimatilogy DataPaleoclimatology Data | National Centers for Environmental Information (NCEI) formerly known as National Climatic Data Center (NCDC)

Figsharefigshare - credit for all your research

GitHubGitHub · Where software is built

CDIACCarbon Dioxide Information Analysis Center (CDIAC)

BADChttp://badc.nerc.ac.uk/home/index.html

GBIFには個人がデータを直接公表する機能はないのだけど、認知度ゆえかこれもよく名前が上がっていたよう。

 

他の項目

・オープンデータ用インフラの機能に期待することは?

・自分の研究分野のコミュニティにとって、オープンデータはどのように重要か?

・データにアクセスしたり、データを利用したりする際に障害となることは?

・オープンデータへの要望

・分野間の違い

 

考察は結果をふまえて、Belmont Forumへの提言のかたちでまとめられている。

第一には、資金提供者はデータアーカイブの義務を課すべきだということ。併せて、データ共有や再利用のための倫理規定も考慮に入れるべきこと、データや情報のプロとして研究者をとらえて支援を行うこと、各分野のデータインフラの相互運用性を高めること、が述べられている。

 

研究者の認識ってどんなものなんだろう、と思っていたし、自分のバックグラウンドにある分野の事は特に知りたかった。調べ物の機会があってよかったけれど、もっと力になれたはず、という後悔も少し。zenodoを初めていじってみれたのもよかったかな。