Nii学術情報基盤オープンフォーラム2015①

一日目のみですが、参加してきました。

まずは午前の講演レポート、というかメモ。


「オープンサイエンスに向けた学術情報基盤 SINET5」
Nii学術情報基盤推進部長 漆谷さま

恥ずかしながら、SINETがよくわかっていなくて、すごくざっくりとしたところしか掴めず。ともかくSINET5に変わると、回線が大幅に増強されて、100Gbpsで国内外と繋がれるようになる、らしい。
要追記。

次!
「オープンサイエンスとは~内閣府「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会」報告書から~」
真子 博さま

一応予習しといてよかった、でも印刷体持ってくるべきだった。
この報告書では、公開対象にする研究成果を「査読済み」に限っていない。プレプリントもOKなのです。将来的に、社会から広く意見を受けることで研究が成立する時代が来るとしたら、その布石になるかもしれない。

国際的に見ても、オープンへの共通認識は必ずしも一義に定まってない。
"オープン"が知識の源泉であることは確かだけど、
・論文へのアクセス
・研究データへのアクセスと再利用
が重要であるってことくらいしか。

それにしても、RDA(Research Data Alliance)に比して、日本の議論の進みはとにかく遅い。特に研究データに関してはほとんど行われてこなかった。内閣府が方針を示して、さあ、次は各関係省庁が、それぞれの「研究の狙い」に応じて実施方針と計画を立てる番。
その危機感を押し出してお話された印象でした。
RDAちゃんと動きを追わねば。ひとまず2016年に日本開催を誘致。2/29シンポ、3/1~3/3総会ってことだけメモ。


ところで、オープンアクセス、オープンサイエンスを進めていくことで、主体たる研究者の方々の研究活動がどう変わっていくのかが私にはよく見えていなかった。それでとても興味があったのが次の講演。

天文学におけるオープンデータ利用:歴史、機構、成果、そして将来」
国立天文台の大石さま

・ADS
NASAが無料で公開する天文分野のデータベース。
でもそこでは、分散データ・アーカイブへのアクセスインターフェースが非統一的だというのが課題だったそうで。
データベースアクセスインターフェースを共通化しよう?という認識が広まり、2002年ごろVitrual Observatory(バーチャル天文台:VO)が自然発生。重要な研究インフラに。

・International Virtual Obserbatory Alliance
データ共有をより効率的に行うための標準仕様策定団体。VOでは画像、スペクトル、表データなどを収集できるのだけど、日本で作っているデータに対して、海外からのアクセスが多いそう。理由としては
・欧米ではアーカイブを利用する文化が日本よりかなり浸透している。
・日本はデータ作るところまでで息切れしちゃってる?
というのが見解。
むしろ、オープンにして研究スタイルが変わる、研究が加速化する、ってこういう面に顕れている気がしたんだけど。

・World data syste
地球物理、農業、環境、天文等の科学技術を共有、途上国等に提供するためのフレームワーク。ここでVOが参考事例になったという。

天文学という分野特性はあれど、ああ使われてるんだな、という実感が初めて持てた。